地産地消の農業法人化を目指して
独自に野菜栽培事業に従事
少子高齢化が叫ばれて久しく、また農業を継ぐ世代の減少も著しく、ここ岐阜でも無耕作地や放耕地が目立ってきました。長年耕作地として利用されてきた土地がそのまま放置されると、やがては環境破壊にもつながり、生態系への悪影響もでてことが懸念されています。
たずさえ社では、食育という言葉に代表されるように、食の大切さが改めてクローズアップされるようになった今こそ、地元で栽培される、なるべく化学肥料を使わずに育てる野菜を、その地で消費する食物へと昇華される生業が必要と考えました。そしてそこから、二次加工によるオリジナルの食品化もめざし、さらに、こころざしを同じくする飲食品メーカーとの連携を考え、たずさえ社は活動してきました。そこで声をかけていただいたのが、地元岐阜の長良川のほとりに、大きな耕作地を得ました。
その地を栽培経験の乏しい私たちの学びの畑と捉え、第一段階の耕作地として、長良川菜園と名付けて、野菜栽培を始めました。
安心安全の無農薬野菜の販売が好調
二次加工したオリジナルの食品開発も
はじめは1反の耕作面積から、2反、3反と徐々に増やしていき、今では朝どれの、地元特産の野菜や季節の野菜を各所におろしたり、軽トラックに積み込んで販売するまでに至っています。ここへきて、うちの軒先でも販売して、というお声がけをいただくまでになりました。
そこでは、リピートしていただくお客様も多く、また、協力していただいている方々にも喜んでもらっています。
そして、徐々に二次加工したオリジナルの食品(お漬物など)をつくり、野菜と同じテーブルに乗せていけるようになりました。
今後さらに、この地産地消をベースにした商品開発と、布いては飲食店舗のメニュー開発を目指しています。